・年間支出の10%以上を現金で支払っている
・ポイ活初心者(月のポイント獲得数4桁未満)
はじめに
レベル0→1に進んでいただき、ありがとうございます!
第1回目となる今回のテーマは「現金との決別」です。
※すでに「支出の90%がキャッシュレス」「地方だけど限界までキャッシュレスにした」という方は飛ばしていただいて大丈夫です。
声を大にして言いたいです。
私は現金決済をキャッスレスに置き換えることで、個人差あれど年数万円の規模で経済的恩恵を得られると信じています。
政府の後押しや、企業のキャンペーンによりキャッシュレス化の勢いは今後ますます加速するでしょう。
一方で、現在でも現金を使用されている人は多くいらっしゃる。
決して「頑固」というわけではなく「頭では理解しているが、不安や習慣で使っている」という方もいらっしゃることもわかります。
今回はそうした方の背中を押すために、現金決済のデメリット、現金を手放す際の不安解消についてまとめました。
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レベル0からのポイ活シリーズ
現金を使う事のデメリット
現金デメリットは書ききれないほどあります。今回はその中でも「経済的観点」に限定し、記載いたします。
ポイントなどの還元がない
キャッシュレスの還元は、最低でも常時3%、キャンペーン時には20%となります。(キャンペーンは各社がほぼ毎月のように開催)
キャンペーンは多くの企業が打ち出していることから併用できることも多く、40%以上の還元になることも珍しくありません。
実際に還元を駆使している我が家の2021年4月の支出は、月3万円と平均を大きく下回る(人に話したらドン引きされる)ほどでした
↓4月の家計はこちら
ポイ活情報発信者のリアルな生活費公開4月版(2021年度)
キャッスレス決済を利用しないとどれくらい損する?
・半額15万円に20%還元を適用
⇒月3万円(年間36万円)の還元を得られる
逆に言えば、現金決済を中心にしていると年間で36万円の獲得機会を逃していることとなるのです。
ATM手数料
未だ多くの企業で給与振込口座はメガバンクに固定されており、ATMの手数料を気にして無料の時間帯に列を作る姿を目にします。
現金を使うことによって「引き出す手間」が生じ、それによって時間の拘束や手数料の支払いといった手間が発生します。
昨今銀行は低金利によって収益が厳しいこともあり、手数料で収益を増やそうとする傾向にあります。実際に通帳の発行やATMの利用料を値上げする動きが始まっており、現金決済はキャッスレスとは対照的に今後使うほどに利用者へ経済的損害を与えると予想されます。
紛失のリスク
当たり前ですが、現金は落としたり、盗難にあうと終わりです。
しかし、キャッスレスは違います。各企業は「7pay(セブンペイ)」の一件以来、不正利用防止に向けてセキュリティ強化に勤めています。
実際に、アプリからワンタッチで使用を制限できるクレジットカードも登場しており、盗難や紛失に対しては圧倒的にキャッスレスの方が勝っています。
現金を使わなくてもあなたは大丈夫
使いすぎが不安な方へ
キャッスレスサービスを提供する企業は、そうした不安に解消するべく「上限の設定」ができるようにしています。
キャッスレスサービス上限設定の例
・クレジットカード→極度額の設定
・デビットカード→チャージ式の為使いすぎの恐れはなし
・QRコード決済⇒チャージ式+一日おきに上限の設定が可能
特に、昨今還元が強いQRコード決済は事前にチャージをして利用をします。
そのため、毎月財布に決まった金額を入れるように、アプリ内に事前に金額を入れておけば使いすぎる心配もありません。
それで20%という大きな還元を享受できるのであれば、試すハードルはそう高くはないでしょう。
管理が心配な方へ
昨今のクレジットカードの管理アプリ・家計簿アプリの進化により、お金の管理は現金よりもキャッスレスの方が容易になっております。
家計簿アプリで最もシェアを取っているマネーフォワードを例に紹介します。
この家計簿アプリの画期的なところは、金融機関やクレジットカードと紐づけしておけば資産と支出の状況が「見える化」できることです。
家計簿アプリを導入する事で見える化できる情報
・毎日のお金の出入り
電子マネーやクレジットカードなどの出金、給与などの銀行口座への入金などの収支
・銀行やカードの残高
銀行残高やクレジットカードの使用金額などを最大10口座まで表示可能
・出費の内訳(今月何にいくら使ったか)
毎日食費や日用品など、自動で分類できるので、どんな事にお金を使用したのか把握できる
現金をやめて家計簿アプリと紐づけする事で得られるメリット
お金の動きを見えるかできる
これまで家計簿をつけていた方は時間の短縮になる
自分の資産状況を正確に把握するできる
おわりに
昨今のテクノロジーの進歩により、キャッスレスの利便性は今後も上がっていくでしょう。さらに、普及のために各企業が還元のキャンペーンを打ち出す流れもあり、もはや「現金決済からの卒業=収支改善の一歩」といっても過言ではありません。
こうした背景もあり、今回はレベル1として「現金」をテーマに講座を進めていきました。
かなり否定が多い内容にはなりましたが、今回の記事をきっかけに1人でも多い方が現金決済からの卒業に踏み切れたなら幸いです
この「レベル0から始めるシリーズ」は段階的+わかりやすくまとめていこうと思いますので、ぜひ次回以降もご覧いただけると嬉しいです。
<参考記事>
現金派の人がキャッシュレスに移行しない理由とは? 過半数が「今後も現金払い」